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三浦半島・西海岸物語14
海原を進み、山を越え 110キロの大冒険@逗子海岸

話題 | 神奈川新聞 | 2020年11月29日(日) 05:00

 逗子の浜から富士山の麓まで、海と山を越える110キロの大冒険「ZU SEA TO MOUNTAINS」に、逗子の豊かな自然で遊ぶ「黒門とびうおクラブ」に所属する小学5年~高校生約45人が挑戦している。3グループに分かれて休日を使って日々親しむ逗子海岸からカヌーで相模湾を進み、小田原から富士山の麓まで歩く。「一生できない経験」と意気込むメンバーらは4日にゴールする予定だ。

出発前、「つらい思いをするかもしれないけれど、その先の景色を見に行こう」と呼び掛けた三浦さん(右)=逗子海岸

 連休中の9月21日。朝7時すぎ、子ども4人と大人2人がカヌーで逗子海岸を出発し、冒険が始まった。出航前、遠くに見えるゴールの富士山に向かい、「一生できない経験を全力で頑張ります!」と宣誓。上山晴さん(13)と阿刀田紋さん(12)は「海も山も楽しみ」と満面の笑顔を見せた。

 計20人が交代しながら海上でパドルをこぎ、時速10キロほどで進んだ。5時間半後、第一目標の小田原港へとたどり着いた。

 冒険隊長を務めるのは、逗子に暮らすプロスキーヤーの三浦豪太さん(51)。同クラブを開いた旧知の永井巧さんと「子どもたちの心に残る面白いことをやりたいね」と話す中で、企画が生まれた。新型コロナウイルス禍で一時は立ち止まったが、緊急事態宣言の解除後、「自粛社会の中で今、足元からできることを」と始動。安全なコースの下見を重ねるなど入念に準備し、海上の移動には小田原港の漁師のサポートを得るなど、万全の態勢で臨んでいる。

 
 

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