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難病の子どもたちの「ホスピス」、コロナ禍で資金集めに苦慮

話題 | 神奈川新聞 | 2020年11月24日(火) 05:00

横浜市金沢区に来年秋、開所予定の子どもホスピスのイメージ(田川さん提供)

 横浜市金沢区で、難病の子どもたちが家族とともに余命を過ごす「子どもホスピス」の建設準備を進めるNPO法人が、コロナ禍で資金集めに苦戦している。寄付を募る場として開催してきたチャリティーコンサートなどが企画できないためだ。そんな中、横浜銀行から1千万円の寄付の申し出があったといい、同法人は善意に感謝。「地域で支える輪が広がっていけば」と話している。

 来年秋の開所を目指して活動するのは、NPO法人「横浜こどもホスピスプロジェクト」。施設名は「横浜こどもホスピス うみとそらのおうち」とした。看護師や保育士らが常駐し、子どもたちの病気や障害の程度に応じた遊びや学びのプログラムを提供する。子どもホスピスは欧米では一般的だが、日本ではほとんど普及していないという。

 開所予定地は、同区六浦東の同市立大学男子学生寮跡地。市は同法人に対し、約730平方メートルの市有地を30年間無償で貸し付けるほか、年間500万円を上限に開所後5年間の事業費の一部を補助する。

 同法人の田川尚登代表理事は1998年、当時6歳の次女を脳腫瘍で亡くして以来、小児医療支援活動を手掛けてきた。2017年には同法人を設立。ホスピスの開設に向けて奔走している。

 建設や運営のための資金としてこれまでに集まった寄付金は約3億1千万円。ただ、建設費の高騰などが今後影響していくと思われるほか、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でチャリティーコンサートなどの開催を断念せざるを得ず、「思うように(寄付金が)集まらなかった」。

 そんな中、1千万円の寄付を申し出たのが横浜銀行だった。浜銀総合研究所から運営面でアドバイスを受けていたのが縁だといい、「(同法人の)取り組みを地域で支えていくことが重要。地元企業にも賛同を呼び掛けたい」と同行担当者。田川さんは「本当にありがたい。これをきっかけに、賛同する企業や個人が増えていったらうれしい」と話している。

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