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ライトアップ会場、期間も拡大し3密回避 「湘南の宝石」

話題 | 神奈川新聞 | 2020年11月16日(月) 11:45

15万人が来場する冬の光の祭典「湘南の宝石」=藤沢市江の島(藤沢市提供)

 藤沢市江の島の江の島サムエル・コッキング苑を会場に21日から始まる冬の光の祭典「湘南の宝石」を巡り、市と江ノ島電鉄などで構成する主催団体は、ライトアップするエリアを島内外に広げ、開催期間も3週間程度延長することを決めた。15万人近くが訪れる人気イベントの「3密」の回避と夜間観光振興の両立を図る。

 湘南の宝石は2011年11月からスタート。毎回、同下旬から翌年2月中旬まで開かれ、江の島の展望灯台(シーキャンドル)上部から360度に光が降り注ぐ「光の大空間」、7万個のクリスタルビーズを使用した光のトンネル「湘南シャンデリア」が人気を集め、12、18年には夜景観光コンベンション・ビューローの「関東三大イルミネーション」に認定された。

 初年度の来場客は2万2500人だったが、会員制交流サイト(SNS)などを通じて認知度が高まり、19~20年冬季の前回は約15万人が訪れた。

「湘南の宝石」開催期間中、ライトアップされた江の島シーキャンドル

 今冬の開催に当たり、主催する湘南藤沢ナイトツーリズム推進協議会は新型コロナウイルス感染防止対策を重視。ウィズコロナ、ポストコロナ時代を見据えた新様式の在り方を検討してきた。

 その結果、同苑への来場客の集中を分散させるため、新たに1964年の東京五輪ヨット競技開催を記念した「オリンピック噴水池」がある北緑地広場や小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅から江の島へ至る弁天橋もライトアップすることを決定。また、江島神社に近くの中津宮広場の装飾の規模を拡大する。

 さらに、島外の市観光センター前広場(同市片瀬海岸)から新江ノ島水族館(同)に向かう国道134号沿い200メートルの区間に植えられたヤシの木も発光ダイオード(LED)投光器で照らし、同水族館のエントランスを光のオブジェで彩る。

 開催期間は2月中旬から3月上旬まで延ばし、特定の時期への来場者の集中を緩和。江の島周辺の観光施設や個別エリアの混雑状況を地図上にリアルタイムに表示する配信サービス「ENOMAP(エノマップ)」を引き続き運用し、来場客が主体的に密を回避できるようにする。

 市観光シティプロモーション課は「感染防止へ分散型の開催様式を取り入れながら、夜間観光や宿泊型観光の振興につなげたい」としている。

 
 

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