日本全国のアンティークディーラーが出店する国内最大規模のアンティークイベント「横浜骨董(こっとう)ワールド」が6日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で始まった。掘り出し物を求めるアンティークファンの熱心な姿が見られた。8日まで。
これまでは年に2回の開催だったが、今年4月は新型コロナウイルスの感染が広がっていたため中止になり、1年ぶりの開催。コロナ禍における室内での同規模のアンティークイベントとしては、関東圏で初めての開催となる。
首都圏での活動を控える地方のディーラーもおり、出店は昨年の半数の約100社。店と店の間隔を広めにとり、来場者には手指の消毒や検温、連絡先の記入を求めるなど、感染予防に努めている。
主催する横浜骨董ワールド事務局の竹日忠芳さん(68)は、状況は厳しいとしながらも「業者さんも半年以上巣ごもり状態だったので、売り上げよりも、まずは久しぶりに会えて、仕事ができたことが何よりという感じ」と話した。来場者は店主に品物の由来を尋ねたり、値切り交渉をしたりと展示即売ならではの交流を楽しんでいた。
入場料は千円で期間中有効。午前10時から午後5時まで。問い合わせは、同事務局電話080(3159)7744。