最高賞に上野義幸さん
第91回川崎美術協会展(神奈川新聞社など後援)が20日、JR川崎駅東口のアートガーデンかわさきで始まった。25日までで入場無料。
会員や推薦公募による計104点を展示。昨年より約10点少なく、100号以上の大きな作品は半減となった。新型コロナウイルス感染拡大による活動自粛の影響とみられるという。
最高賞の川崎美術協会賞・川崎市文化祭奨励賞には上野義幸さんの作品が、県知事賞には名内国男さんの作品が選ばれた。
コロナ禍で開催可否の議論も重ねられた展示。同協会の宮下優一事務局長は「約70年の会の歴史、こうした文化の灯を消してはいけないと、感染対策をとった上で開催することとした。大きな展示会が中止になる中で、数は減ったが新しい作風の作品も寄せられた」と話した。
午前10時から午後6時(25日は同5時)まで。
入賞者は次の通り。(敬称略)
▽川崎美術協会賞・川崎市文化祭奨励賞 上野義幸
▽県知事賞 名内国男
▽川崎美術協会会長賞 関東信明
▽川崎市長賞 原龍彌
▽川崎市教育委員会賞 竹川志郎
▽県議会議長賞 松浦淑恵
▽川崎市議会議長賞 田中房江
▽川崎市観光協会会長賞 濱田文子
▽神奈川新聞社賞 本徳康正
▽無羅多正健賞 澤田教子
▽奨励賞 北直子、ミータ・チャンダ、余川ミヤ、茂木治代