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小魚の背骨楽々抜ける 三浦・県水産技術センターが特許取得

話題 | 神奈川新聞 | 2020年10月22日(木) 13:30

器具で特許、より普及を

特許を取得した中骨抜き具を使うと、カマスの背骨も簡単に引き抜ける=県水産技術センター

 県水産技術センター(三浦市三崎町城ケ島)は、小型魚の背骨を抜く器具で特許を取得した。カマスをフライにした小田原の新名物「カマスボー」を加工するために発明したが、使い方は簡単で他の魚種にも利用されている。同センターは「商品価値が低い小型の魚の普及につながれば」と期待している。

 発明者は同センター企画指導部の臼井一茂主任研究員。小田原の水産関係者から気軽に食べ歩きできる水産加工品の開発を依頼され、2014年度から3年がかりで小田原の特産品のカマスをフライにした「カマスボー」を開発した。

 今年7月に特許を取得した「魚体中骨抜き具」はこのカマスを加工する際、背骨を簡単に抜くために発明した。中が見やすい透明なストロー状になっていて、素材は丈夫なポリエチレン製。長さは15センチ、直径1センチ。先端部分が波の形をしている。これを頭部としっぽを切ったヤマトカマスの背骨部分に刺して空洞の形に抜き取る。

臼井一茂主任研究員

 完成までに、臼井研究員は道具の素材や太さ、長さを変えて約300種類を試作したという。「魚の形状は残しながら、誰でも簡単に使えるように配慮した」と苦労を語る。慣れてくれば1分間に20匹ほど加工できるという。

 同センターによると、中骨抜き具を使って小型のサバやサンマ、イワシなどをフライの加工品にしようという動きが全国で起きているという。利波之徳所長は「小型の魚は加工しにくく、家畜の餌などに回されることが多い。新しい器具を使えば加工しやすくなり、魚食拡大にもつながる」とみている。

 中骨抜き具は小田原魚市場が販売しており、1本1200円(税別)。問い合わせは、同社電話0465(22)8131。

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