箱根町内を流れる早川に架かる玉の緒橋(同町塔之沢)が今年、完成から100年を迎えた。祝賀式典が8月27日、町内で開かれ、橋のたもとに記念プレートが設置された。
玉の緒橋は1920(大正9)年、神奈川・静岡両県をつなぐ「箱根国道」の開通工事の初期に、それまでに使われていた木製の橋に代わるコンクリート製のアーチ橋として完成した。
23年の関東大震災に耐え、53年に拡幅工事を行った以外は造り替えられることなく、国道1号の一部として現在まで町内交通を支えてきた。現在は県小田原土木センターが維持と管理を担当している。
【下:完成直後の玉の緒橋の写真】
箱根の要所・玉の緒橋100歳祝う 記念板も設置
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完成から100年を迎えた玉の緒橋=同町塔之沢 [写真番号:335880]
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1920~21年ごろ、完成直後の玉の緒橋(箱根町立郷土資料館蔵) [写真番号:335882]