
平塚沖で水揚げされ、スーパーや鮮魚店ではほとんど出回らない未利用魚「シイラ」の普及促進を図ろうと、平塚市立港小学校(同市夕陽ケ丘)の6年生が一役買った。この秋からは、児童の呼びかけで市内の飲食店10軒がシイラを使ったメニューの提供を開始。街を巻き込んだプロジェクトに地元漁業関係者は熱い期待を寄せている。
シイラは米国ハワイ州では「マヒマヒ」とも呼ばれ人気の魚。国内でも食べられている地域はあるものの、「見た目が悪い」「鮮度がすぐに落ちる」といった理由から市場に出回ることが少なく、取れてもリリースされたり、処分されたりすることがあるという。平塚でも年間約7トンの水揚げがある。
児童が呼びかけた手段とは
未利用魚シイラ普及へ 平塚の小学生が依頼、飲食店10軒がメニュー提供
地元の飲食店「魚八」の担当者がシイラをさばく様子を見る児童=9日、平塚市立港小 [写真番号:1204269]
相模湾で釣り上げられたシイラ(平塚市漁業協同組合提供) [写真番号:1204271]
シイラプロジェクトを紹介する児童=9日、平塚市立港小 [写真番号:1204270]