「最も多くの星を映し出す」としてギネス世界記録に登録された「はまぎん こども宇宙科学館」(横浜市磯子区)のプラネタリウム・はま銀河で、横浜の星空を観察しながらプラネタリウムの歴史に注目するイベントが開催されている。
「来て!見て!知って!プラネタリウム」と題した企画。機械で発した光を天井に投影する、近代的なプラネタリウムの開発から100年の節目に合わせて実施している。
会場では街の光に照らされた横浜の明るい夜空から一転、巨大ドームに約7億個の星が映し出されると来館者は息を飲んだ。解説を聞きながら無限に散らばった星の中から夏の大三角を発見したり、地軸のずれによって見え方が変わる1万年後の夜空を比較したりするほか、1937年に日本で初めて大阪の科学館に導入された後、発展を遂げた投影機の歴史も振り返る。
星空が大好きで自宅にもプラネタリウムを設置したという横須賀市の小学5年の女児(10)は「ここで見る星空はやっぱりきれい。100年前からプラネタリウムがあるのもびっくり」と興奮して話した。
10月31日まで。午後4時(10月9日は1時45分)~4時45分。入館料と別に大人600円、4歳~中学生300円が必要。問い合わせは、同館電話045(832)1166。
ハマの星空とプラネタリウム100年史 こども宇宙科学館でイベント
リニューアルされたプラネタリウム「はま銀河」=横浜市磯子区の「はまぎん こども宇宙科学館」 [写真番号:1188942]
最大12億個の星を映し出す投影機「MEGASTAR-IIA」=横浜市磯子区の「はまぎん こども宇宙科学館」 [写真番号:1188943]
家族連れなどが多く集まったプラネタリウムでの生解説=横浜市磯子区の「はまぎん こども宇宙科学館」 [写真番号:1188944]