横浜でアフリカ開発会議(TICAD)が開催されたことを契機に、アフリカ諸国と友好を深めようと昨年2月に設立された日本アフリカ友好横浜市会議員連盟(佐藤祐文会長、68人)の公式ロゴが21日までに、決まった。アフリカ大陸と横浜の象徴である船のかじを組み合わせたデザイン。佐藤会長は「横浜がアフリカに一番近い都市だとアピールし、7回目のTICAD開催を横浜に誘致するためにもロゴを活用していきたい」と話している。
議連によると、デザインは岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校の学生から募集。議連会員の投票により最優秀賞を獲得した同校2年、川上梓さん(19)の作品を公式ロゴに決めた。
ロゴはアフリカ大陸に「赤道」の赤、「砂漠」の黄、「森林」の緑を配色。かじは横浜の海をイメージした青で、「アフリカと横浜の友好のかじを取る」という意味が込められている。
15日に横浜市会棟(同市中区)を訪れ、佐藤会長から表彰状を受け取った川上さんは「選ばれてとてもうれしい」とあいさつ。デザイン作成のために友人にアフリカのイメージなどを聞いて回ったといい、「『国際』に興味があった。今学んでいる『デザイン』と混ぜ合わせて新しいロゴを生み出すことができてよかった。アフリカも機会があれば訪れてみたい」と話していた。
TICADは第1回(1993年)、第2回(98年)、第3回(2003年)が東京都で開催され、第4回(08年)、第5回(13年)は横浜で開催された。第6回は8月27、28の両日にケニア・ナイロビで開かれ、アフリカ初開催となる。