アフリカやアジアの国々への理解を深めるイベント「SEISA Africa・Asia Bridge 2018 知繋(ちけい)」が横浜市旭区の星槎中学・高校で開かれた。エジプトや南アフリカ共和国などアフリカとアジアの35カ国超の大使や大使館関係者、同校生徒、市民ら約7千人が参加し、共生社会の実現を誓った。
10、11日に開かれ、開会式では両校とグループ校の生徒、近隣の横浜市立若葉台小学校、同中学校、県立霧が丘高校の代表児童と生徒7人が「アジア・アフリカの国々と交流を深め、理解し合い、共生していこう」と宣言を読み上げ、満場一致で採択。そのうちの一人、星槎高2年で生徒会長の渡部達樹さん(17)は「準備が大変だったが、英語教師になりたいと思うきっかけになった。いつかモロッコを訪れてみたい」と話していた。
世界こども財団理事長で星槎グループの宮澤保夫会長は「これからも未来を担う子どもたちのために、共生社会の実現に向けて取り組んでいきたい」と抱負を述べた。会場では民族衣装のファッションショーもあり、参加者は異国文化を楽しんだ。
同財団、国際学園主催で4回目。2019年8月に横浜で開かれる「第7回アフリカ開発会議」の連携事業。