大磯町は13日、2012年度当初予算案を発表した。一般会計は92億8700万円(前年度当初比0・9%減)で4年ぶりの減少。厳しい財政運営の中で、旧吉田茂邸再建に着手するため基本設計費を盛り込んだほか、ごみ処理広域化事業の推進、危機管理に力を入れた。中崎久雄町長は「危機管理、まちづくりなどを充実させた」とした。17日開会の町議会3月定例会に提案する。
町税は、2億3200万円(4・6%)減の48億3300万円。個人町民税が1億6700万円、固定資産税も9千万円減ったことが響いた。町債発行は3億500万円(44・9%)増の9億8500万円に膨らんだ。
歳出では、旧吉田茂邸再建に向けて、県に委託する基本設計の負担金と基金への積み立てなど計3200万円を盛り込んだ。
また、高効率ごみ発電施設整備(平塚市)への負担金など、ごみ処理広域化事業が倍増の4億9500万円。その結果、衛生費が16・8%の大幅増となった。
4特別会計を含めた予算総額は177億9800万円(1・9%増)。
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