任期満了に伴う藤沢市長選は12日、投開票され、新人で元県議の鈴木恒夫氏(62)が、現職の海老根靖典氏(56)と、新人で元市議の三野由美子氏(46)を破り、初当選を果たした。投票率は35・08%(男34・99%、女35・17%)で前回の36・25%を1・17ポイント下回った。
同市藤沢の鈴木氏の事務所には、同日午後10時25分ごろに当確の報が伝わり、鈴木氏は「藤沢市民の良識がまさった」と喜んだ。
「藤沢の誇りが今、落ちようとしている。なんとかしたい」と出馬を決めた。「法とモラルを守る健全な市政の回復」を訴えた。
保守系に限らず、幅広い支援を受けた。選挙戦が本格化してからは、財政再建や災害対策など政策も具体的に打ち出し、支持層を広げた。百条委員会で「不当」と中間報告された土地取得問題など一連の市政の不祥事問題への批判票を集め、現職の海老根氏を退けた。
鈴木氏は「公約を守り藤沢再生のために頑張りたい」と気持ちを引き締めた。
【投票総数】116,223
【有効投票】115,140
【無効投票】1,083
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