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藤沢市長選:3立候補予定者が公開討論会、450人を前に論戦白熱/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2012年2月3日(金) 22:35

任期満了に伴い5日に告示、12日投開票される藤沢市長選に向け、立候補予定者3人による公開討論会が2日夜、藤沢市民会館(藤沢市鵠沼東)で開かれた。市民ら約450人(主催者発表)が3人の論戦に耳を傾けた。藤沢青年会議所の主催。

同市長選には、これまでに新人で元県議の鈴木恒夫さん(62)、現職の海老根靖典さん(56)、新人で市議の三野由美子さん(46)が立候補を表明している。

討論会では、まず数分の持ち時間で、施策や市政の問題点、市の将来像などをそれぞれが訴えた。

鈴木さんは最重要施策に、津波対策、長期的な街づくり方策を盛り込んだ「街なみ100年条例」の制定を掲げた。「単なる津波対策から、さらに復旧・復興までを想定した対策が必要」と指摘し、災害復興モデルを構築すると強調した。

海老根さんは、津波対策を中心とした安心・安全の施策を掲げ、「高いビルがない地域は高さの規制を少し緩められるよう県にお願いしている」と説明した。また、子育て施策や、市民による街づくりを促進すると述べた。

今回の選挙を「改革か継続かを問う選挙」と位置づけたのは三野さん。現状について、本庁と市民センターの二重行政について指摘し、「事務や契約の発注、意思統一で無駄や混乱が生じている」と改革の必要性を訴えた。

海老根さんは、鈴木さんの提示した「(JR辻堂)駅近くへの交番の設置」や「防潮堤10・5メートルのかさ上げについて議論を進める」とした安全対策について、「(JR藤沢駅の)南口への交番設置は30年かかった。30年も待てない。また、防潮堤10・5メートルの根拠は」と質問。鈴木さんは「交番は再配置や民間交番ということも含めて議論したい。防潮堤は県の想定を踏まえて市民と議論していく必要がある」と応えた。

三野さんは、海老根さんが掲げた「津波避難タワー設置」について「本当に機能するのか。平時の活用法は」と質問した。海老根さんは「海水浴客に避難してもらう。平時は太陽光パネルを設置し電気を使う」と説明した。

また、福祉・医療・教育施策について、三野さんは待機児童や、特別養護老人ホームの待機者数を減らすことや、文化拠点の整備を打ち出した。鈴木さんは中学校給食の選択制や子育て、介護支援策の充実を訴えた。海老根さんは小児医療費助成の中学3年生までの引き上げや老老介護を減少させることなどを掲げた。

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