厚木市は1日から、携帯電話やパソコンで利用できるメンタルヘルスチェックシステム「こころの体温計」に新たにアルコール、産後の母親、ストレス対処の3種類をチェックする機能を追加する。市によると、携帯電話やパソコンで利用できるアルコールチェック機能は全国で初めてという。
市では自殺予防のため、2011年1月から「こころの体温計」を導入。これまでは本人と家族の心の状態を診断する2機能があるのみだった。
今回はこれに自殺の引き金にもつながるアルコール依存症を判定する「アルコールチェックモード」と、産後うつへの対応を見据えた「赤ちゃんママモード」、ストレスの乗り切り方をチェックする「ストレス対処タイプテスト」が加わる。診断結果から各相談窓口案内画面につながるようになっている。
「アルコールチェック」は本人と家族モードの2種類あり、質問にチェックしていくことでアルコールの依存度合いが分かり、アドバイスなどが得られる。
「赤ちゃんママモード」は1~4のレベルでストレス度合いが、「ストレス対処タイプテスト」は自らのタイプとアドバイスが得られる。
市のホームページから利用できる。市健康づくり課は「心の病を持った人は、外見ではなかなか分からない。チェックを気軽に利用してもらい、相談窓口につなげたい」と話している。問い合わせは、同課電話046(225)2201。
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