自民党の甘利明元経済産業相(衆院比例南関東)は17日、「経済を中心に日本を再興するプランをつくっており、実行の手段には自分でやるという選択肢もある」と述べ、来年9月予定の総裁選出馬に意欲を示した。立候補に必要な20人以上の推薦人が集まるかは「今から数を数えても仕方がない」とするにとどめた。神奈川新聞社の取材に答えた。
山崎派に所属する甘利氏はことし6月、派閥横断の新グループ「さいこう日本」を発足。初会合に山崎派の大野功統元防衛庁長官、林幹雄元国家公安委員長のほか、町村派の高木毅国会対策副委員長ら衆参18人の国会議員が参加し、出馬への足固めとみられていた。県内からは田中和徳、小泉昭男の2氏が参加した。
次回総裁選に向けては、石破茂前政調会長が派閥横断の勉強会を発足させて存在をアピールしているほか、石原伸晃幹事長も「谷垣禎一総裁が出ない新たな局面があれば立候補したい」と意欲を示している。
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