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メガソーラー設置場所に県内20カ所が候補、湘南国際村など検討/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2011年9月9日(金) 00:36

県が誘致を目指す大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置場所として、湘南国際村の未利用地(横須賀市)など約20カ所が現時点で候補に挙がっていることが8日、分かった。県は今後、現地調査で日照など諸条件を精査して最終的な候補地として確定。リスト化して公表し、太陽光発電事業に関心を示す事業者に設置を促していく。

県は7~8月に市町村に対し候補地のアンケートを実施。11市町から20カ所の提案を受け、並行して県有地の適地も調べていた。

湘南国際村の候補地は、研究施設や住宅地などとして整備された地区の南東側に広がる「B・C地区」。太陽の恵みを森づくりに循環させる「めぐりの森」とする方向性が決まっている。112ヘクタールの広大な敷地があり、具体的な活用策が確定していない一部をメガソーラー候補地として検討している。

候補地は出力千キロワットの発電に必要な2ヘクタール以上を目安としており、県警グラウンド跡地(愛川町)も適地として浮上している。このほか厚木市内などの土地も候補地として挙がっている。

県はすでに候補地の地目や現況概要、建物の有無、出入り道の状況などの基本情報を把握している。今後の現地調査では日照量のほか地盤の状況、土地の向き、送電ポイントまでの距離などの詳細を調べる。県議会第3回定例会に提案する補正予算案に調査費800万円を計上する。

最終的に選定した候補地はリスト化して公表。実際に太陽光発電を担う事業者とマッチングさせる作業を県が担う。事業者には県産業集積促進方策「インベスト神奈川」のような誘致策を適用することも視野に入れている。

太陽光などで発電した電力の全量買い取りを電力会社に義務づける再生エネルギー特別措置法は8月に成立したが、具体的な買い取り価格などは来年7月の同法施行までに決まることになっている。採算性に大きく影響するため事業者側に表立った動きは少ないが、県によると問い合わせは寄せられているという。

メガソーラーは東日本大震災後の電力不足を背景に注目を集めている。全国35知事などが結成した「自然エネルギー協議会」では黒岩祐治知事が副会長を務めている。

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