東日本大震災の発生や昨年9月の集中豪雨などを受け、大規模災害への懸念が強まる中、南足柄市は市ぐるみで災害対策の強化を図る。
独自の防災マニュアルの作成に向け、9月から市職員や有識者のほか、地域住民らで専門チームを立ち上げる。緊急時の対応を明文化し、官民で共有したい考えだ。
マニュアルづくりに先立ち、このほど、防災ハザードマップを作製した。県の調査結果を基に洪水や土砂災害の警戒区域や避難所を地図に落とし込み、持ち出し品リストなども掲載。約1万6千部発行し、9月1日から全戸配布する。
加藤修平市長は「震災以降、防災への関心は高まっており、この機を逃さずに非常時への心構えを伝えていきたい」と述べた。
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