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市が保護者から徴収、給食費が一般会計繰り入れへ/海老名

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2011年8月26日(金) 13:23

海老名市は29日開会の9月市議会に「市学校給食費に関する条例」案を提案する。私会計だった学校給食費を市の一般会計に繰り入れることで、透明化などを図る。可決されれば、県内では横浜市に次いで2例目となる。施行は来年度から。

学校給食費はこれまで、保護者が学校指定の金融機関に振り込むか児童生徒が学校に持参し、これらを学校長が集め、給食センター所長口座に入れていた。年間約3億5800万円に上る。

センター所長口座は私会計で、市の監査対象とはなっていない。また、給食費を支払う責任の所在も明確になっておらず、児童生徒が現金を持参する危険性も指摘されていた。

市は移行的措置として本年度から、学校長が集めた給食費を市の会計口座に入れ、監査の対象となる公会計とする方式を採っている。同様の方式は2005年度から開成町も採用している。

条例案はさらに一歩進めて、保護者からの徴収も市が行うことで利便性を図るとともに、徴収者(市)と納付者(保護者)を明確にした。そのほか給食費の額、納付期限、減免なども明文化した。

公会計となると、滞納者は強制徴収の対象になるが、市は「それが目的ではない。一番は給食費の透明化と児童生徒の安全」と説明している。将来的には特別会計にする意向。市では現在、全13小学校で完全給食、全6中学校でミルク給食を実施。うち6校が児童生徒に給食費を持参させている。

年間約86億円の給食費を集める横浜市では、昨年12月市会で「市学校給食費の管理に関する条例」案が可決。海老名市と同じ来年度から施行される。

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