任期満了に伴う三浦市長選(6月11日告示、同18日投開票)で、現職の吉田英男氏(60)が2日、4選を目指して無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は2人目。12年ぶりに選挙戦が実施される見通しになった。
吉田氏は同日、市役所で会見を開き、「やりかけの仕事がだいぶある」と出馬の理由を説明。4期目で取り組む施策として県立三崎高校跡地の活用や、三崎・城ケ島を対象にした事業「新たな観光の核づくり」などを挙げた。市の組織改革、海洋教育の推進、横須賀市との消防・ごみ処理の広域化などを実績とした。
過去2回は無投票だっただけに、「市民の審判を仰ぐ必要がある。選挙戦になることは、実績や市の将来像を訴える上でいい」と歓迎した。
吉田氏は1979年に横浜銀行に入行。県庁支店長などを経て、2005年に初当選した。