県は24日、2010年度情報公開、個人情報保護制度の運用状況をまとめた。情報公開請求は前年比約50%減の7695件。県は大幅減の理由を「これまで多かった建築関係の請求が他の条例などの規定に基づき可能になったため」と説明している。
県によると、請求が多いのは医療法人の財務関係書類や県発注工事の設計書などで、営業目的が大半という。
請求処理状況の内訳は、全部公開が3268件(42・5%)、個人情報などを黒塗りした一部公開が4247件(55・2%)、文書不存在などによる非公開が180件(2・3%)。
一方、個人情報保護制度に基づく請求件数は1万3175件。大半は高校入試や教員採用試験などで自分の成績を調べるために利用していた。
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