川崎市は24日、東日本大震災の影響で4月に執行予定だった統一地方選が延期された岩手県陸前高田市に対する人的支援として、選挙事務に当たる職員を派遣すると発表した。
陸前高田市は、震災による津波で市役所庁舎が流失するなど壊滅的な被害を受けた。このため県知事選と県議選(陸前高田選挙区)、市議選が延期になり、9月22日までに行われる。
派遣期間は今月26日から選挙終了まで。選挙を円滑・適正に行うため、投票区の見直し、物品調達、投開票事務などの選挙事務全般の業務に当たる。
市選挙管理委員会事務局の職員を約3週間ごとの交代制で、常時2人計4人を派遣する予定。宿舎は一関市にある県職員宿舎を使う。告示後は状況に応じて区選管職員を含めた増員も検討する。
今回の派遣は、陸前高田市からの要請を受け、総務省や指定都市選管連合会事務局などが派遣都市について調整し、川崎市からの派遣が決まった。
【】