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横浜ゆるキャラ増殖中、市「発信力に期待」/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2011年6月19日(日) 10:49

定例会見で初お披露目されたキャラクター「イーオ」の着ぐるみ(右)。中央左は林文子市長=8日、横浜市役所
定例会見で初お披露目されたキャラクター「イーオ」の着ぐるみ(右)。中央左は林文子市長=8日、横浜市役所

「横浜市のキャラクター(ゆるキャラ)はどうしてこんなに多いのか」。そんな疑問を胸に2009年、理由を探る記事を神奈川新聞の瓦版コーナーで書いた(同年3月1日付)。その後、市会で「多すぎる」と議論されたこともあった。それでもキャラたちは増え続け、その数たるや、さながらあの人気アイドルグループのよう。あれから2年半。これからもキャラは増えるのだろうか? 彼らが果たす役割とは??

「きょうが初お披露目です。どうぞ!」今月8日、林文子市長の定例会見。事務方の合図とともに、薄レモン色の巨体は満を持してその姿を現した。

その名も「イーオ」。市の新たなごみ減量計画のキャラで、前計画「G30プラン」のキャラ「ミーオ」の後継的存在だ。計画推進のための広報大使に任命された横浜F・マリノスの「マリノスケ」と仲良く写真撮影。出席した記者からは「いろいろいるもんだなあ…」とのつぶやきが聞こえた。

キャラたちは局ごと区ごと事業ごとに次々生まれている。10年3月、市会答弁で林市長が「キャラクターは80個」と述べたが、所管部署がないため全体を正確に把握する者はいないと言ってもよさそうだ。

増え続けるキャラへの“異論”は同年2月、常任委員会でも上がっていた。「消防局には『ハマくん』、水道局には『はまピョン』、各区にもいる。あと何を増やすというのか」(市議)。定着した徽章(きしょう)がある中で新しいロゴマーク作りを進める市(その後、同年5月に決定)に向けられた意見。当局は「横浜が今後さらに発信するにあたり、新たなものを作ってやっていこうというもの」と説明した。

新しく何かを発信するときに欠かせない―。これは、キャラにとっても大きな使命の一つのよう。

イーオを所管する市資源循環局は「リサイクルが中心だったG30を達成し、今度はごみそのものを減らすことが主眼。新たなステージを迎えた計画をPRする上で、コンセプトを端的に伝えるキャラは有用」。ごみ袋をモチーフにした先代・ミーオに対し、イーオはマイバッグの形。確かに趣旨を強烈に体現している。

区でもこの間、戸塚に「ウナシー」、青葉には「なしかちゃん」が誕生。いっときの「ゆるキャラブーム」を通り越し、発信ツールとして定着した感がある。

市のある幹部は言う。「交通、ごみ、環境と分野はさまざまなのだから、それごとにキャラがあってよいのでは」。ただ「デザイン戦略としてもう少し共通点があってもよいのかも」。たくさんいるといえばアイドルグループ「AKB48」が大人気だが、「横浜のキャラたちも環境とか福祉とかサービス業とかテーマごとに5人組ぐらいで活動したら、相乗効果も生まれるかな…」とうなっていた。

一方で、すっかり影が薄くなってしまったキャラもいる。開港150周年の09年、横浜の顔として活躍した「たねまる」だ。

版権は現在、記念イベントを主催した横浜開港150周年協会にある。市民から市の公式キャラに推す声があったことなどから、協会は「市に意向があれば版権の移譲は可能」。一方の市は、協会がいまだ訴訟問題などを抱えていることから「問題の解決が最優先」としている。

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2年半前、横浜市のイベントで大集合したキャラクターたち。その数は今も増え続けている=2009年2月、横浜市内
2年半前、横浜市のイベントで大集合したキャラクターたち。その数は今も増え続けている=2009年2月、横浜市内

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