逗子署の正面玄関脇にある箱庭が一新された。テーマは「清涼感」。“小滝”に放たれたメダカは来客を出迎えるだけでなく、振り込め詐欺撲滅の旗振り役も担う。同署は「だメダカらね 振り込んじゃ」のキャッチコピーにメダカのイラストを添えたコースターを作製し、防犯キャンペーンなどで配布する。
箱庭は1畳ほどの広さがあり、夏の節電対策の一環として一新された。初のゴーヤー栽培とセットの取り組みという。
陶器製の4枚の器を水が流れ落ちる市販の“小滝”が置かれ、最下段にはメダカ10匹が放たれた。水は太陽光発電で循環する。植木の緑と流水の音、メダカの泳ぐ姿で、来客に「涼」を感じてもらう狙いだ。
「だメダカらね 振り込んじゃ」。しゃれが利いたコピーは、メダカを見た署員が考えた。警帽をかぶったメダカのイラストも即座に出来上がり、コースターに。防犯キャンペーンなどで参加者に配布する予定となっている。
正面玄関側の壁(面積約360平方メートル)ではゴーヤーが背を伸ばし始めた。ネットを張って先月上旬、26個のプランターに植え付けた。「実がなったらどうするの」と来客から聞かれることもしばしば。「さて…」。次なるアイデアを署員たちは考えている。
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