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東日本大震災:市沿岸部の防潮扉が閉鎖まで最大50分、津波対策で新たな課題/小田原

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2011年6月17日(金) 21:49

小田原市が管理する防潮扉
小田原市が管理する防潮扉

東日本大震災が起きた3月11日、小田原市沿岸部の防潮扉の閉鎖に最大50分間を要していたことが明らかになった。震災を受けて市は津波対策の見直しに着手しているが、新たな課題になりそうだ。

16日の市議会で、植田理都子氏(未来・おだわら)の質問に当局が答弁した。

市の津波対策として、沿岸部を東西に走る西湘バイパスが防潮堤の機能を兼ねている。高さは8・9~11・6メートル。約5キロの範囲に海岸への出入り用の通路が23カ所あり、防潮扉が設置され、市が管理している。

防潮扉はアルミ合金製。高さ2・0~2・4メートル、横幅1・4~3・4メートルで両開きや片開きなどのタイプがある。警報などを受けて消防職員が手動で閉めることになっている。

震災当日は午後2時50分に相模湾に津波注意報が発令されたため、東分署1隊3人、本署2隊11人、南分署2隊10人が出動。東分署が担当する4基の閉鎖に22分間、本署が同じく8基に50分間、南分署が11基に50分間それぞれかかった。

閉鎖時間が台風時などの平均時間に比べて最大10分程度遅れた。消防本部警防課は「海の様子を見に浜に来ていた市民の避難誘導に追われた」などと原因を説明している。

植田氏は「市は津波予測を10メートルに引き上げて対策を見直すと表明した。防潮扉の閉鎖にこれだけの人員と時間が必要ならば、扉自体を減らすことも検討すべきだ」と指摘している。

被災地では沿岸部の見回りに出場した消防団が津波に襲われ犠牲になるケースも見られた。

対策の見直しに際しては、海岸の利用が減る中で、扉の必要性についても市と地元住民が議論することが求められる。

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