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新川崎に来春クリーンルーム新設、創造のもり地区に中小の技術革新支援拠点/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2011年6月5日(日) 13:42

クリーンルームを備えた産学官共同研究開発拠点(左)のイメージ図
クリーンルームを備えた産学官共同研究開発拠点(左)のイメージ図

川崎市は来春、「新川崎・創造のもり地区」(同市幸区)に、超精密加工などに必要な大型クリーンルーム(約750平方メートル)を備えた産学官共同研究開発拠点を新設する。最先端の設備や機器を手ごろな利用料で開放し、市内ものづくり企業が持つ基盤技術の高度化を支援する。資金力のない中小企業にとっては、医療や情報通信など成長分野に欠かせない超微細なナノ・マイクロ領域の技術の応用に挑戦できる可能性が広がる。市は10日開会の市議会第3回定例会に、利用料金の上限などを定めた関連議案を提案する。

ナノメートル(1メートルの10億分の1)という超微細空間で扱う技術は医療や環境、情報通信などで汎用性が高い分野。市場規模は、2010年の約4兆2千億円から30年には約26兆3千億円規模になると期待されている。

ちりやほこりを防ぐ高度な機能を備えるクリーンルーム内には、加工や分析などに関する最先端の設備がそろっており、加工から試作、計測、評価までを一気に実施できるのが特徴。高価な設備を市が整備することで、中小企業や大学などが利用しやすい環境を整え、技術交流の場にも活用したい考えだ。

施設は、同地区の「かわさき新産業創造センター」(KBIC)の隣接地に約18億8千万円掛けて整備する。鉄骨鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積約4800平方メートル。クリーンルームのほか、企業や大学などが利用できる研究室(20室)や実験室(7室)が設けられる。12年4月に施設の供用を開始し、クリーンルームは同年8月から利用可能になる。

KBICでは、すでに慶応大、早稲田大、東工大、東大の4大学コンソーシアムなどが拠点を置き、最先端の技術や知識を活用した研究が行われている。

電子部品や半導体の製造をしている「協同インターナショナル」の池田謙伸社長(41)は「ナノテクを扱う分野は日進月歩。顧客からの要望に応えたくても、中小企業には設備を更新していく資金力がない。市が整備してくれることで、必要な時間に必要な最先端技術を利用することができる」と歓迎する。ただ、「すぐに使いこなせる機器ではない。新しい技術に挑戦したい企業にとっては、大学の先生など専門家のサポートがいかに整っているかが重要だ」と指摘している。

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