大震災後発足の県対策本部廃止、今後は別組織で対応/神奈川
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2011年5月31日(火) 23:54
県は31日、東日本大震災の発生直後に立ち上げた災害対策本部を廃止した。今後は災害対策支援本部や県民生活・経済対策本部により、被災地支援や放射能対策などに取り組む。
県は廃止理由について、余震が落ち着いており、福島第1原発事故の影響も「直ちに災害対応を行う状況にない」などと説明。黒岩祐治知事は「今後も緊張感を持って業務にあたってほしい」と述べ、職員の危機管理意識が薄れないようくぎを刺した。
県は3月11日の震災発生直後から、知事を筆頭に幹部職員が参集する本部会議を計21回開催。県内の被災状況把握や被災地支援策、計画停電への対応などを協議してきた。本部廃止に伴う職員配備体制などの変更点はないという。
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