
神奈川新聞社が24日実施した平塚市長選の出口調査によると、いずれも新人の元市議会議長落合克宏氏=無所属=と元衆院議員秘書柏木徹氏=同=が激戦を展開、市料理飲食業組合連合会副会長水嶋一耀氏=地域政党「減税日本」公認=は引き離された。
落合氏は市北部、柏木氏は南部を中心に支持を広げて接戦。水嶋氏は市心部の一部で健闘したものの、他では水をあけられた。
支持政党別では、落合、柏木両氏ともに民主、自民、公明支持層に浸透、4割前後ずつ獲得し、ほぼ互角。支持政党を持たない無党派層では、落合氏が約半数、柏木氏が3割、減税日本支持層を固めた水嶋氏が2割に食い込んだ。
落合氏は、前回市長選で当選した大蔵律子氏に投票した人のうち4割強の支持を得て、3割強の柏木氏をややリードした。
投票で重視した基準は、公約や政策(43%)、人柄(20%)、実行力(15%)。課題は、景気・雇用対策(40%)、医療・福祉(18%)、財政健全化(16%)の順だった。
調査は2段抽出法であらかじめ選んだ12カ所の投票所で午前7時から午後5時まで、投票を終えた有権者約800人から有効回答を得た。
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