
24日投開票された大和市長選で神奈川新聞社が実施した出口調査によると、無所属で現職の大木哲氏は、実績を生かして民主、自民、公明支持層などに満遍なく浸透、無所属で新人の元市議、荻窪幸一氏=社民党県連合、神奈川ネット推薦=を振り切って再選を決めた。
大木氏は選挙戦で「健康都市やまと」を掲げて、市立病院の医師増員や保育所の定員増加などの実績を強調。民主支持層で7割、自民支持層でも6割の支持を得た。公明支持層で7割以上の支持を獲得、支持政党のない無党派層でも7割弱に食い込んだ。市域全般で支持が広がった。
一方、荻窪氏は5期20年の市議実績や厚木基地の騒音問題への取り組みを訴え、社民、神奈川ネット支持層の8割を取り込んだが、民主、自民両党支持層に加え無党派層への浸透はそれぞれ4割を割り込んだ。
有権者が重視した課題は「景気・雇用対策」がトップで「医療・福祉」「まちづくり・防災対策」と続いた。
調査は2段抽出法であらかじめ選んだ投票所12カ所で午前7時から午後5時まで、投票を終えた有権者約800人から有効回答を得た。
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