■県議選
定数107に対し、前回を5人上回る177人が立候補した。無投票当選の9人(7選挙区)を除き、168人が98議席を争う。
民主は46人が舌戦を繰り広げており、複数擁立区でのダブル当選が議席上積みの鍵を握る。現有36議席で最大会派の自民は40人が選挙戦を展開、第1党の座を死守する構え。
告示直前まで12議席だった公明は、新人2人を含めた候補者を10人に絞り、全員当選に力を注ぐ。現有1議席の共産は前回比6人減の9人を立て、議席増を狙う。22人を擁立したみんな(現有3議席)は激戦を制しての躍進を目指す。
新人6人が出馬したネットは議席確保に向け懸命の訴え。無所属は35人が争っている。
■横浜市議選
定数86に対し前回と同じ142人が立候補した。定数1減となった鶴見、神奈川、港南、青葉、都筑、戸塚の6区では激戦の様相となっている。
民主は11区で複数擁立し32人が選挙戦を展開、議席増を目指す。自民は手堅い選挙戦で31人を立て、第1党を堅持する構え。公明は現有16議席の維持を目指す。共産は前回並みの15人を擁立。前回の3人から社民は1人に絞り、みんなは14人を立て議席の大幅増を狙う。神奈川ネットは3人、ネット横浜は6人、諸派は6人、無所属は18人が名乗りを上げている。
■川崎市議選
定数3減の60に、前回を5人上回る81人が立候補。川崎、宮前、多摩の3区が定数1減となり、宮前区(定数9)では14人が争う最激戦区になっている。
民主、自民はともに19人を立て、告示前に16で同数だった議席の上積みを狙う。民主は川崎区、自民は中原区などで議席増を狙う。公明は13人全員当選を目指す。共産は現職10人が立候補し現有議席の維持、みんなは公認6人、推薦1人で初の議席獲得を狙う。神奈川ネットは、計4人を擁立し議席増を狙う。無所属は、現職2人、元職1人を含む10人が争っている。
■相模原市議選
政令指定都市移行に伴い、初めて3区に分かれ、定数計49に計76人が立候補している。前回8議席を獲得した民主は15人を擁立。議席大幅増を目指しているが、新人9候補の動向が鍵を握る。自民は唯一公認の現職1人が支持拡大を図る。党籍を持つ保守系候補は無所属で臨んでいる。
公明は現有8議席の確保へ堅実な戦い。共産は1増の5議席を狙い、社民は現職1人の議席死守を図る。みんなは新人5人を立て、同市議会で初の議席獲得を視野に入れている。神奈川ネットは現有1議席確保を目指している。
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