健康と病気の間の状態「未病」を改善しようと、三浦市総合福祉センター(同市南下浦町菊名)内に14日、未病センターが開設された。手軽に健康状態や体力をチェックでき、健康づくりのアドバイスを受けられる。
未病センターは県が認証する制度。地域で高齢者らを支える「地域包括ケアシステム」構築の一環で、市社会福祉協議会が開設した。県内では19件目、市内では「風の谷リハビリデイサービス」(同市岬陽町)に続き2件目。
同日開かれた式典には関係者ら約30人が参加。同社協の川崎喜正会長が「未病(対策)は県政の目玉の一つ。これからも市民の健康増進のために進めたい」とあいさつした。
未病センターでは、血圧計、体組成計、骨密度計を設置。常駐する看護師らが健康づくりへの情報提供などを行い、未病を改善する意識を高めてもらう。長恵センター長は「看護師が常駐し、機械がポータブルのため地域に出向いて活動できるのが特徴」と話している。
午前9時から午後4時まで。土日・祝日は休館。利用料など問い合わせは、同センター電話046(888)7347。