大磯町の中崎久雄町長は18日、同日開会の町議会で就任後初となる本格的な所信表明演説を行った。「町民が心を一つにして目的を達成するためにこれまでの政策や事業は目的や採算性、実現性などを踏まえ、行っていくべきは継続し、見直すべきは精緻な検討を行い、見直す」と指摘。対話重視で事業を進める考えをあらためて強調した。
具体的には「医療・福祉、教育、産業、まちづくり」の分野で公約を実現していくと説明。医師の経験も踏まえ緩和ケアや終末医療を導入する方針を示し、「都市近郊で自然豊かな地の利を生かした終末医療などが根付くことで、雇用創出や企業誘致など副産物的な効果も見込まれる。町おこしの材料の一つとなるよう長期的なビジョンで計画を検討していく」などと決意を述べた。
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