任期満了に伴う4月の湯河原町長選で、町議の中島寛(かん)氏(61)が9日、「名古屋や阿久根のように議会改革を断行したい」と立候補の意志を明らかにした。町長選への出馬表明は現職の冨田幸宏町長(53)に続き2人目。無所属で初当選を目指す。
中島氏は「議員定数半減や報酬日当制」などを柱とする公約を掲げ、「実現するためには専決処分も辞さない」と改革断行を訴えた。町長ら特別職の退職金廃止、一昨年に削減された長寿健康祝金の復活支給も目標とした。さらに「仕分け作業などで財源を捻出し、地元の木材で中学校舎を新築したい」と述べた。
中島氏は一橋大卒。町議は2期目で、都庁を退職後の2007年4月に初当選した。
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