厚木市長選は小林氏が再選、保守系一騎打ち制す/神奈川
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2011年2月7日(月) 00:57
任期満了に伴う厚木市長選は6日、投開票され、無所属で現職の小林常良氏(61)が無所属で新人の前市議会議長石射正英氏(57)を破り、再選を果たした。
前回と同様、保守系候補の一騎打ちとなった。小林氏は、経済活性化の推進や、子育て・教育環境の充実などを公約に、「改革を止めるな」と市政の継続を訴えた。市民協働による「B―1グランプリ」の盛況や行財政改革などの実績を強調。前回選挙で公約に掲げた情報公開や治安対策の向上もアピール。政党の推薦や市議の応援も受けて、手堅く票を固めた。
一方、石射氏は「厚木復活」を掲げて、小林市政を批判。中心市街地の活性化や「健康都市」の推進などを訴えた。前回の市長選で小林氏に敗れた山口巖雄前市長の支援や街頭演説を中心とした草の根選挙で支持層の拡大を図ったが、昨年11月の出馬表明という出遅れを挽回できなかった。
投票率は40・44%で、「多選」が大きな争点になった前回の45・34%を4・9ポイント下回った。
当日有権者数は17万5628人(男9万981人、女8万4647人)。
【投票総数】71019
【有効投票】70310
【無効投票】709
【】