任期満了に伴う厚木市長選が30日、告示された。立候補したのは、届け出順に現職の小林常良氏(61)=自民、みんな、公明県本部推薦=、新人の前市議会議長、石射正英氏(57)の2人。いずれも無所属で、2期目を目指す現職に新人が挑む一騎打ちの構図となった。投開票日は2月6日。
市内経済の活性化策や市立病院の建て替え計画などが争点になるとみられ、小林氏の1期4年の市政運営に対する評価もポイントになりそう。保守分裂選挙の様相を見せている。
小林氏は市債残高の削減や安全安心な街づくりなどに取り組んできた実績を強調。「改革を止めてはいけない」と訴え、企業誘致による雇用創出、子育て・教育環境の充実、徹底した行財政改革を公約に掲げる。
石射氏は「厚木復活」を掲げ、市民税・固定資産税の減税などを提案する。「かつてのにぎわいと輝きを取り戻す」と呼び掛け、医学博士、薬剤師の経験を生かし、「健康都市あつぎ」の実現を訴えている。
29日現在の有権者数は17万8378人(男9万2572人、女8万5806人。
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