松田町は20日から、地域の抱える課題について、町民と町長が直接意見交換する地域座談会を開催する。今回は各自治会が決めたテーマに基づいて議論する。
座談会は町政に町民の意見を反映しようと、2014年秋にスタート。初回は総合計画、15年秋は地方創生やおもてなしを議題に据えた。
だが行政の決めた議題に対し、参加者から「地域の実情に即していない」などの意見が寄せられた。そこで町は町内26の自治会から話し合いたいテーマを募集。それに基づき、各会場ごとに設定した。
テーマで特に多いのは災害対策。今春に起きた熊本地震が影響したとみられる。ほかに高齢者福祉や環境美化なども目立つ。当日は町長と意見を交わした後、5人程度のグループに分かれて解決策などを話し合う。
座談会は10月29日まで計15の会場で開催。会場は自治会ごとに分かれているが、他地区からでも参加可能。日時や会場、テーマ、対象自治会は町のホームページで確認できる。問い合わせは、町政策推進課電話0465(83)1222。