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野球場整備計画の影響 こども園候補地が白紙

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2016年6月9日(木) 13:59

 横須賀市が2019年春に開設を予定している硬式野球場(同市佐原)整備計画の影響で、市の幼保連携型認定こども園「(仮称)南こども園」の候補地選定が白紙に戻っていたことが8日、明らかになった。19年度までの開園を目指していた整備スケジュールにも影響が出そうだ。

 同日の市議会定例会本会議で、吉田雄人市長は「一番の候補地だった佐原文教地区が(野球場整備で)なくなり、現段階で答えられる候補地はない」と述べた。山本賢寿氏(無所属みらい)の一般質問に答えた。

 市公立保育園再編実施計画によると、市南部の森崎、ハイランドの両保育園を統合し、認定こども園と子育て支援センターの機能を併せ持つ施設を整備する予定。市は15年度、候補地選びに着手し、市土地開発公社が先行取得していた佐原文教地区を最有力候補としていた。

 その後、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの2軍拠点集約に絡み、市営野球場2カ所の廃止が決まり、市は同地区を代替施設の整備用地とした。吉田市長はこども園の整備計画について、「考え方自体を捨てるものではないが、感覚的には遅れていくという認識は持っている」と述べた。

 
 

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