
民進党神奈川県連の代表選が14日に告示され、届け出順に後藤祐一衆院議員(47)=16区=と、金子洋一参院議員(53)=神奈川選挙区=の2氏が立候補を届け出た。21日に横浜市内で開く県連結成大会に合わせ、国会、地方議員、総支部長(計107人)による一人一票方式の投票で新代表を選出する。
届け出を受理した結成大会事務局によると、推薦人は後藤氏が20人、金子氏は49人。有権者の7割近くを占める旧民主党系地方議員の投票動向が鍵を握りそうだ。
国会議員有志らの後押しを受ける後藤氏は、旧民主党で政調筆頭副会長などを務め、衆院当選3回。「あらゆる立場の人が力を存分に発揮できる公平で、選挙に強い県連を目指す。代表選は望んでいなかったが、正々堂々戦い、リーダーを目指したい」と述べた。
地方議員を中心に支持を集める金子氏は、2013年から旧民主党県連代表を務め、参院当選2回。「党勢が厳しい中、国会、地方議員の垣根を越えた県連運営を心掛けてきた。旧維新の党との合流で相乗効果を発揮できるよう、引き続き先頭に立ちたい」と語った。
「コップの中の争い」 参院選控え挙党危ぶむ声
ともに旧民主党出身の後藤祐一衆院議員と金子洋一参院議員による一騎打ちとなった民進党県連の代表選。今夏には金子氏自身が改選となる参院選を控えており、関係者からは「身内同士」が争う代表選後に挙党態勢を構築できるか、危ぶむ声も漏れる。
党本部によると、