1. ホーム
  2. ニュース
  3. 政治・行政
  4. 共産党の質問制限案どうなる 11日午前、神奈川県議会で議論

共産党の質問制限案どうなる 11日午前、神奈川県議会で議論

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2016年5月12日(木) 12:55

11日午前に開かれた議会運営委員会
11日午前に開かれた議会運営委員会


 神奈川県議会の議会運営委員会(議運委)が11日、県庁で開かれた。前回(4月)の議運委では、自民党県議団が「共産党県議団がミスや不手際を続けている」として、共産党県議団の代表質問の制限を提案。11日午前の議運委では、各会派の議員らが共産党の議員に対し「問題続きで、悪意や故意があるのではと感じる」「責任を取るべきだ」と詰め寄る場面もあった。議運委は12日午前12時50分ごろに再開し、未明まで議論が続いた。12日午後1時に再開することとなった。



11日午前の議運委で話し合われた内容は以下の通り。

桐生秀昭委員長(自民):議題は、議会運営についてです。前回の当委員会において、(議会運営のルールである)先例101「代表質問は原則として各交渉団体1人とする」の例外的な取り扱いを行うこと、および、共産党がこれまでの謝罪などの内容を書面で示し、謝罪の意を明確にとどめることについて協議すること、としたところであるが、先ほど、共産党の加藤なを子議員のブログに正式決定前の情報が掲載されていた事例を確認した。資料を配付させます。協議に先立ち、共産党の発言を求めます。

井坂新哉委員(共産):いま資料が配られたように、加藤議員がブログにおいて、議会運営委員会でまだ議論されていない内容を事前に公表してしまいました。申し訳ありませんでした。現在は、その部分は削除していますが、公表については、慎重に行うように気を付けて参ります。よろしくお願いします。

桐生委員長(自民):ただいまの共産党の発言も含め、今後の協議について、各会派、どうぞご発言ください。

小島健一委員(自民):またもや共産党議員から不適切な事案が出てきたので、この事案も含めて、先例101の例外的な取り扱い等々について協議をしていくべきだと思います。

青山圭一委員(民進):いま、ご発言があったところですが、ブログの件ですが、議会運営委員会において、事前の情報の広報については十分注意するように確認したところです。いま、井坂議員は淡々と、このことについて発言があったが、みなさんで決めたことに対して、今回、加藤議員がこういうことをしてしまったこと、どんな風に受け止めているか。

井坂委員(共産):委員長のほうから、ブログなどでの広報については気を付けるようにと言われたことは確かだったと思います。共産党県議団のほうに周知したつもりだが、このようなことになりました。本人としては、慣例的に毎年行われていることと、なるべく早く、県民の皆様にお伝えしたほうがいいと思って書いてしまったということだったので、慎重に取り扱うように話をした。どういう形で公表するのか、もう一度、本人と話をしたいと思います。

青山委員(民進):分かりました。そういうことで認識したが、中身をよく見ると、けっこう辛辣な事を書いているんですね。


資料として配布された共産党議員がブログで書いた文章の写し
資料として配布された共産党議員がブログで書いた文章の写し


佐々木正行副委員長(公明):今回のブログについても、また起きてしまったという印象です。前回も再三、こういうことがあって「こういうことがないようにする」と共産党は発言したばかりだと認識している。議会議員である以上、議会のルールにのっとって、県民に適切な広報をしていくのが当たり前だと思っている。それを、今後、気を付けることを繰り返していくことは、議員として会派としてどうなのかなという疑問を持たざるを得ない。今後しっかりとした対応をしていくことを、書面に書いて示すとか、そういうことの必要性があるのではと思います。

12日未明、神奈川県議会での議論詳報はこちら。

一般社会では重大な問題



相原高広委員(県政会):先ほど、日本共産党の井坂議員から、謝罪があったが、前任の共産党の議員である藤井議員も含めて、度重なる謝罪がありました。その回数は、計算できないくらいの謝罪の回数であり、大変遺憾に思います。毎回のようにこれまで謝罪があり、「今後はそういう問題を起こさないようにします」という誓約の言葉があるが、まあ、何回も何回も聞いて、そのまま井坂議員の言葉を受け取れないのが率直な思いです。先ほど、公明党の佐々木議員からは、一度、書面にしたほうがいいんじゃないかという提案がありました。私もそう思います。あまりにも回数が多すぎます。議会運営委員会だけではなく、常任委員会などでも共産党からの謝罪があり、去年の選挙から1年ちょっとたっているが、あまりにも多い問題発言、ミスの連発に、大変遺憾に思うところです。加藤議員の件も含めて、議会運営委員についてはトータルに議論を積み重ねていく必要があります。

飯田満委員(県進会):いま配られた資料を拝見しましたが、(県議会で話し合われる内容は)人事案件の採決、正副議長の選挙、議運選任などと書かれていますが、何をもって書いているのかなかなか理解に苦しむ。はなはだ遺憾です。

井坂委員(共産):ブログの件については、本人は「毎年、慣例的に行われていることだったので」と話していました。確かに、まだ議会運営委員会で話し合われていないことをその前に出したことは、公表について気を付けなければならないと反省しているところです。議会運営については論議させていただきたいと思います。

竹内英明委員(自民):いま、「慣例的に」という言葉があったけれど、ここが問題だよね。慣例的という認識を持って、こういうことをブログに掲載していること自体、初歩的なミスなんですよ。この1年間、いろいろな問題があって、私たち協議をしてきたが、ことさら共産党に対して、ということではなくて「初歩的なミスが多すぎるので気を付けてほしい」ということで、藤井議員から井坂議員に変わっていただいた経緯がある。変わったけれども、全く意欲を結んでいるところが見えないということが問題だ。いまのことも含めて、ちゃんとした謝罪がないんですよ。「慣例的」と言い切ることが問題だと思う。団の中で共有して、いかにこういうことで議会運営委員会に迷惑がかかっているか、県民に対して正しくない行動がいかにされてしまうか、大きな責任を持ってほしい。

井坂委員(共産):団の中に、しっかり伝えていきたいと思います。

佐藤光委員(自民):いま定例会ごとに謝罪を繰り返しているじゃないですか。何度も何度も。先ほど、特別委員会のときは、各会派と足並みそろえていきます、なんて格好いいこと言っているけれど、どうやって、信頼関係を取り戻そうとしているのか。毎回、毎回ですよ。

井坂委員(共産):自らの発言に責任を持っていくことが大事だと思う。ただ、信頼は積み重ねの部分があるので、積み重ねていくしかないと思う。

佐藤委員(自民):積み重ね、積み重ね謝罪しているんですよ。

井坂委員(共産):不手際があったところを謝るというのは、私たちの姿勢ですので、それをしなければならないが、今回のようなミスがないように気を付けていくしかないと思っている。

佐藤委員(自民):ここまで来ると、共産党、故意でやっているのではないかと思う。時間をかけて、こういうことをやっているのかと思ってしまう。

井坂委員(共産):決して故意に何かをしているわけではない。私たちも真剣にやっていることだけは述べておきたい。

佐々木副委員長(公明):一般社会の中では、決まっていないことを事前に漏らしてしまうということは、大問題になることだってある。「気を付けなければならない」という軽い発言ではなく、重く受け止めて適切に対処していくという姿勢が感じられない。そういうところをしっかり取り組んでいくという決意を述べていただかないと決着が付かないと思うが、井坂さん、どうか。

井坂委員(共産):決して、簡単に述べたつもりはありません。議会運営委員会で話されてないことについて公表したことについては、反省している。加藤議員は「ほぼ毎年、行われているからということで、ブログに出した」ということでした。決して、軽い気持ちであったわけではない。


11日午前に開かれた議会運営委員会
11日午前に開かれた議会運営委員会


佐々木副委員長(公明):前段で言った、一般社会では、事前に決まられないことが漏れるということは、大問題なんですよ。これについてはどう受け止めているか。

井坂委員(共産):いろいろな例がありますので、そのことについて一般的に、とは言いにくい部分がある。例えば、新聞記事でいろいろなことが事前に出てくるということもあるので、どの部分をもって「一般的」というのかは答えにくい部分がある。

佐々木副委員長(公明):例えば、企業なんかの人事もそうですし、さまざまな決定事項が事前に漏れるということは問題だとう話だ。

井坂委員(共産):決して、漏れることがいいとは思っていない。ただ「一般的に」と言われても答えにくいところがある。

相原委員(県政会):共産党が数え切れないくらい多くの謝罪をしてきた。要約すると、「悪意はない」「故意もない」「それでも、ミスを犯した」「二度としません」「気を付けません」。この繰り返しです。しかし、度重なる回数、今回の加藤議員のブログの内容も見ても、悪意がないのか、疑問です。例えば、加藤議員のブログの中で(議会で話し合われる予定の内容について)「正副議長の選挙」と書いてあるが、これ「正副議長へ不信任でも突き付けているのか」とも読み取れるんですよ。「本人は故意も、悪意もなかった」と言っているが、疑問だ。いずれにせよ、1年間以上、続けて謝罪をして「反省している」ということだったが、そもそも反省しているのかということも疑問だ。議長、これは大変重要な問題ですので、昨年の4月30日からわれわれの任期がスタートしましたが、共産党の数々の問題については十分議論する必要があると思いますので、よろしくお願いします。

井坂委員(共産):正副議長への選挙というのは、不信任を突き付けるということではなく、ほぼ毎年、この時期に行われているというところで、先ほど慣例的と話したが、そういう思いであります。相原委員がいうように「不信任を突き付けている」というつもりで書いているわけではないので、ご理解いただきたい。

相原委員(県政会):自らの思いはこうで、理解してくれという話だが、是非、周り人がどういうことを感じているのか、考えたほうがいい。そのあたりを認識したほうが、井坂議員のためにもなると思う。

桐生委員長(自民):さまざまな意見がまだあるかと思うが、いったん、委員会を休憩し、あらためて議論したいと思うが、異議ありませんか。

委員たち:なし

桐生委員長(自民):異議なしと認めました。

共産党に関するその他のニュース

政治・行政に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング