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2016参院選神奈川選挙区
混沌の夏〈5〉お維新、社民、比例票獲得両にらみ

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2016年5月11日(水) 10:31

街頭で1人マイクを握る丹羽氏=9日夕、JR鶴見駅西口
街頭で1人マイクを握る丹羽氏=9日夕、JR鶴見駅西口

 雨模様の9日夕、おおさか維新の会新人、丹羽大(39)は横浜市鶴見区のJR鶴見駅前でマイクを握った。「この国を変えるカードを握っているのは政治家ではない。皆さん一人一人だ」

 広告代理店の中国・北京の拠点を3月に退き、身一つで政治の門をたたいた。既得権の批判、政治の刷新など「政策や理念が一致する」おおさか維新の候補者公募に応じ、夏の参院選で神奈川選挙区からの出馬が決まった。

 県内の各駅に1人で立ち続ける丹羽だが、自身にゆかりのある地ではない。大阪府知事で党代表の松井一郎は「覚悟のある人がいれば、2人区だろうと1人区だろうと(擁立を)やっていく」。それでも4月の衆院京都3区補選で立てた候補は民進党候補に大敗。本拠地・大阪の外での浸透が課題となっている現状を浮き彫りにした。

 ただ神奈川には、かつて旧みんなの党が躍進し「第三極」が存在感を見せた土壌もある。県内の民進党議員は「旧民主党と旧維新の党の合流に対する有権者の反発がないわけではない。おおさか維新の得票はその指標になる」と、神経をとがらせている。


参院選出馬の抱負を語る社民党の森氏(左)と福島副党首=3月、横浜市内
参院選出馬の抱負を語る社民党の森氏(左)と福島副党首=3月、横浜市内

 「社民党は確かに小さくなっているが、小さいからこそ少数者の意見に敏感に反応できる」

 横浜市内で7日に開かれた市民集会で、社民党新人の森英夫(44)が強調した。本職は看護師。横浜・寿町の簡易宿泊街でボランティア活動に長年携わってきた経験も持つ。

 神奈川選挙区への森の擁立は「3人区以上は公認候補擁立」との党の基本方針に沿うが、大票田でもある神奈川で比例票の掘り起こしにつなげたい狙いもある。党県連合代表を兼ねる副党首の福島瑞穂(60)は3月の定期大会後、森と並んで会見。「選挙区は森、全国は福島で支持を広げたい」と意気込んだ。

 全国比例選出の福島も改選を迎える。だが13年参院選の比例得票数は126万票で10年からほぼ半減。比例獲得議席も1議席にとどまった。「後がない」。県連合幹部の危機感は強い。

 4月25日、川崎市内の応援集会で福島が声をからした。「こんなに厳しく、こんなに生き残りたいと思う選挙は初めて。安倍(晋三)総理の天敵の福島瑞穂を国会に残してください」
 政治団体の幸福実現党も神奈川選挙区で新人、壹岐愛子(30)を擁立する。壹岐は防衛力の強化や消費税率の引き下げ、マイナンバー制度の見直しを訴えている。

=敬称略

〈おわり〉

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