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南足柄市側に警戒感も 小田原編入提案はあくまで「仮」

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2017年1月26日(木) 02:00

 2020年度中に南足柄市域を小田原市に編入合併する-。こう想定して新市の全体像をシミュレーションすることを決めた24日の任意協議会。「特に重要な項目」(加藤憲一小田原市長)の合併方式について、両市長は「吸収」のイメージが強い案を示したが、委員から「意外」との声が上がるほど静かな議論に終始した。あくまでシミュレーションとするが、南足柄市側には警戒感もにじむ。 

 冒頭、加藤小田原市長は編入を選んだ理由について、「小規模の自治体側の住民自治や行政参画を保障するために必要な対応策を十分に検討できる」と説明。「副会長とも相談した」と水を向けられた加藤修平南足柄市長は「同意する」とする一方、「仮にシミュレーションするからと言って、そのルールに従うということではない」と付け加えるなど、「仮」との単語を3度使い、あくまでシミュレーションのための想定と念押しした。

 「編入となれば、『強いところが弱いところを吸収した』と捉えられてしまう」。真っ先に手を挙げた奥津博委員(南足柄市自治会長連絡協議会長)は、「2市が良いところを互いに出し合い、ゼロベースでつくる方式にすべき」と新設合併を求めた。

 会合に先駆け、2市の市議会は方式について、小田原は「編入」、南足柄は「新設」でそれぞれ一本化した。南足柄市議会の調査特別委員長を務める加藤洋一委員は「過半数の議員が『新設』との意見だった」と報告し、「協議会の決定には従うことも確認した」とも付け加えた。

 ほかの議員も小規模自治体側の課題解消のために都市内分権を協議する小委員会の設置を求めたり、提案はあくまでシミュレーションの前提条件であることを再確認したりしたが、明確に反対はしなかった。

 「意外に感じたのは、比較的穏やかに話し合いが進んでいること」と語ったのは、小野康夫委員(小田原市社会福祉協議会長)。相模原市の合併協議に関わった牛山久仁彦委員(明大教授)は「編入される側の自治体で合併に伴うデメリットが生じないことをベースに、シミュレーションすることに意味がある」と指摘。「対等、吸収というカテゴリーと新設、編入という方式は別の問題」とし、「合併後の姿をどう描けるかを、引き続き冷静に議論してほしい」と呼び掛けた。

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