横須賀市は、昨夏に販売した「横須賀スーパープレミアム商品券」(総額18億円発行)の消費喚起総額が約8億9300万円だったとする試算結果を公表した。プレミアム分(3億円)の2・98倍に上り、市担当者は「大型店から商店街まで満遍なくお金が回った。次回の開催を期待する商店主の声が多い」としている。
利用者アンケート(2433件回収)の結果から消費喚起額を推計。商品券入手がきっかけとなった消費は約5億1900万円で、支払いに合わせて追加支出した現金などは約3億7400万円だった。購入希望品上位には家電や時計、メガネ、衣類などが並んだ。
商品券は昨年7月に横須賀商工会議所を通じて発行し、市内2355店舗が参加。1万円に対し2千円のプレミアムを付け、うち5千円分は商店街などの小規模店舗のみで使える仕組みとした。最終利用率は99・8%だった。