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民進党が結党大会 政権奪取へ「結束を」 県内議員が決意表明

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2016年3月28日(月) 02:00

 今夏に参院選が迫り、衆参同日選もささやかれる中、自民党1強に対抗すべく民進党が船出した。県内の国会、地方議員も「政権交代を目指し、一生懸命取り組む」(江田憲司代表代行)などと決意を新たにした。

 民進に参加する県内国会議員は衆院9人、参院3人の計12人。江田氏は、党の立ち位置を「国民、とりわけ社会的に弱い立場の人とともに進む」と説明。政界再編の模索を振り返り、「原点の改革スピリットを新党に吹き込む」と意気込んだ。後藤祐一氏は「保守、リベラルを幅広く包む寛容な受け皿を目指す」と語った。

 政権交代を目指す上で試金石となるのは参院選。神山洋介氏は「民進の名称を浸透させるのが不可欠」と広報活動の重要性を強調。阿部知子氏は「憲法をすっ飛ばす安倍政権を止めて、というのが国民の声」と訴え、社民、生活両党に加え、「共産党との共闘も進めるべきだ」との考えを示した。

 衆参同日選を見据えた声も。笠浩史氏は「首相の決断一つだが、常在戦場だ。同日選となれば、政権交代に向け、むしろわれわれにとっては好機。後半国会で存在感を示し、国民に信頼される選択肢になる」と引き締めた。次期衆院選に新人として挑む早稲田夕季県議は「やるしかない」、市川佳子県議も「世論の期待はいまひとつだが、一丸となって新たなスタートを切る」と決意表明した。

 民進は民主、維新両党が合流して結党しただけに、その成否は「結束」に懸かっているとの指摘もある。青柳陽一郎氏は「これまで選挙で戦ってきた関係もあり、融和には一定の時間が掛かるかもしれないが、まとまるために汗をかきたい」。民主、維新両党に所属した水戸将史氏は「民主も維新も自民に代わって政権交代できる勢力を目指してきた。民主党政権の失敗を繰り返さないとの意味も込めた再出発。原点に立ち返り、政権交代を実現したい」と話した。

 地方組織の発足など、神奈川に根ざした基盤づくりも急がれる。「参院選が近づいており、早急に県連をつくり、挙党態勢を確立することが必要」との指摘がある一方、「地方議会では首長に対するスタンスで民主、維新に違いもあった。丁寧な協議が不可欠」との声も上がる。

 
 

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