3月中に合流して民進党を結成する民主、維新両党は24日、選挙関係調整会議を国会内で開き、次期衆院選の神奈川6区(横浜市保土ケ谷、旭区)の候補を維新現職の青柳陽一郎氏(46)に一本化することで合意した。
これに伴い、民主党県連は同日、6区の公認候補予定者だった三村和也氏(40)を神奈川18区(川崎市高津、宮前区、中原区の一部)の公認候補となる総支部長に決め、党本部に申請した。25日にも正式決定する見通し。6区は民主、維新両党の候補が競合しており、合流にあたり候補者調整が必要になっていた。
三村氏は24日、県庁で会見し、18区への転出について「非自民、野党勢力の受け皿を統一するという大義が一番だ。18区はこれまでの活動の継続性を生かせる上、野党勢力への期待感が強い地域」と抱負を語った。
青柳氏は同日、神奈川新聞社の取材に「候補者調整は、自民1強を打破し、国民に期待される新党をつくるための両党の大局的判断だと思う」とし、「政権交代を果たすべく、民主の議員とも一致結束して汗を流したい」と話した。