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ごみ発電でEV発進 官民が循環型収集実験

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2016年3月18日(金) 02:00

関係者を集め華々しく行われた実証試験開始式=川崎区の市浮島処理センター
関係者を集め華々しく行われた実証試験開始式=川崎区の市浮島処理センター

 ごみを焼却して生み出した電力で電気自動車(EV)のごみ収集車を走らせる-。川崎市とJFEエンジニアリングは17日、化石燃料を使わずにごみを収集するエネルギー循環型システムの実証試験を始めた。同社が開発したEVごみ収集車1台を使い、実際の収集・運搬業務を通じて性能を検証する。

 地球環境問題への対応が求められる中、低炭素社会につながる二酸化炭素(CO2)排出量・排出ガスゼロのごみ収集モデルを構築するのが目的。1年間の実証試験を踏まえ、実用化を目指す。

 EV収集車は運転席後部とごみ室の間に重さ約300キロの電池を搭載し、フル充電で45キロ走行可能。浮島処理センター内に新設した電池ステーションの装置を使い、3分半程度の短時間で電池交換ができる。

 同センターは現在、廃棄物を燃焼して生じる水蒸気でタービンを回して発電している。1時間当たり7千キロワットを発電し、2500キロワットを所内電力に、余剰の4500キロワットを売電に充てており、この一部を同ステーションでの電池充電に回す。

 実証試験は、JR川崎駅付近から同センターまでの間の集積所をEV収集車が毎週木、金曜日に回り、ごみの収集・運搬を行う。同センターにごみを運び込んだ後に電池交換し再び収集に向かう作業を通じ、車両の性能確認や同ステーションの動作確認を行う。

 また、充電済み電池は避難所や公園に運搬して災害時の非常用電源として活用でき、8月の市防災訓練で投光器や携帯電話の充電の電源として活用する予定だ。

 同日行われた開始式で、福田紀彦市長は「川崎の廃棄物行政に新たな歴史を刻むことになる。全国モデルとなるよう取り組む」、同社の狩野久宣社長は「早期に実用化し、2020年東京五輪の際に世界の人に最先端の環境技術をPRしたい」と意欲を見せた。

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