民主党の前原誠司元代表は13日、小田原市で講演し、安倍政権の経済政策について「実質賃金は4年連続マイナスで消費は伸びない。非正規雇用は4割まで増え、年金はどんどん目減りしている」と指摘、「アベノミクスは根本的に間違っているとの思いを強くしている」と批判した。
日銀による大量の国債購入や、マイナス金利政策にも触れ、「しょせんカンフル剤。日本経済の構造的問題の解決を急がないといけない」との認識を示した。
その上で、「一部の大企業や株を持っている人だけが良くなっている。網から落ちてしまいそうな人たちを支え、誰もがチャンスのある社会をつくるために、(自公政権に代わる)もう一つの選択肢が必要だ」と強調した。同党の神山洋介衆院議員(比例南関東)の支援者の集いで語った。