
相模原市の未来を担う子どもたちの意見を市政に反映させようと、加山俊夫市長と小学生の意見交換会が5日、同市緑区の市立小学校で行われた。6年生約100人が、日常生活で感じている疑問や要望を市長に投げ掛けた。
加山市長は、今後の市のまちづくりについて説明。リニア中央新幹線の中間駅設置や、在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部返還地の施設整備を挙げ、「あと10年すると相模原は大きく変わる」と強調した。
意見交換では、「サッカーや野球ができる公園が少ない。もっと造れないのか」という男子児童の要望に、加山市長は「サッカーや野球は危ないので、制限をしている。今、公園のあり方を検討しているので、みなさんが自由に練習ができる環境をつくりたい」と回答した。
「夏、教室はとても室温が高くなる。エアコンがある小学校とない小学校があるのはなぜ」という切実な質問には、「全部の学校に整備しようと始めたけれど、いっぺんにやると数十億円かかる。すぐやりますから、もう少し待って」と約束した。