南足柄市議会が設置した「県西地域の中心市のあり方に関する調査特別委員会」が16日、同市役所で開かれた。合併方式などを決める次回の任意協議会で、市議会の総意として「新設合併(対等合併)でシミュレーションすべき」と提案することを決めた。
小田原市議会設置の調査特別委は、11日の会合で「南足柄市の編入合併(吸収合併)でシミュレーションすべき」と提案することを決めており、2市議会で判断が分かれる結果となった。
16日の会合では、委員長らを除く委員13人のうち8人が、新設合併でシミュレーションすることに賛成した。委員らはそれぞれ意見も表明。新設に賛成した委員は「1回壊し、ニュートラルに議論し、ゼロベースでつくった方が良い市になる」「編入だと、南足柄の魅力がなくなる」などと理由を挙げた。「決める理由が今はない」などとして選択を留保する委員もいた。
次回の任意協は24日午後1時半から、小田原市役所で開かれる。会長の小田原市長が冒頭、両市長の意向として、新設、または編入のどちらでシミュレーションするかを提案する予定。