総務省が公表した2015年の人口移動報告によると、横須賀市の転出超過が前年比886人増の1785人に上り、全国市町村で北九州市(3088人)に次いで多かった。半面、転入超過の上位20市町村には川崎(5位)、横浜(8位)、藤沢(11位)の3市がランクインしており、県内自治体の二極化も進んでいる形だ。
横須賀市は13年の転出超過が1772人で全国最多だったが、14年には市内の大規模マンション建設などで転入者が増え、転出超過傾向が鈍化していた。市の担当者は「15年度から市のアクションプランに基づき、定住促進に向けた取り組みを始めた。順位に一喜一憂せず、子育てや住環境を向上させるため、あらゆる策を講じたい」と話している。