他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 政治・行政
  4. 井伊直弼の縁で交流 西区と彦根市が覚書締結

井伊直弼の縁で交流 西区と彦根市が覚書締結

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年12月29日(火) 02:00

掃部山公園に設置されている井伊直弼像=横浜市西区
掃部山公園に設置されている井伊直弼像=横浜市西区

 横浜市西区と滋賀県彦根市は28日までに、友好交流に関する覚書を締結した。彦根藩主だった井伊直弼の銅像が同区内にあるのを縁に、互いの歴史や文化、観光資源などの特性を生かし、交流を推進するのが狙い。23日に彦根市で催された調印式では、大久保智子区長が「彦根市民と西区民が育ててきたつながりをさらに強め、お互いの町の発展のため協力関係を深めたい」と述べた。

 桜の名所としても知られる掃部山公園(横浜市西区紅葉ケ丘)には、横浜開港に貢献した井伊掃部頭直弼の銅像が建てられている。同区によると、明治初期の鉄道敷設に携わった鉄道技師の官舎が立ち、鉄道山と呼ばれていた土地を旧彦根藩士が買い取って銅像を建立。井伊家の所有となりその後、同市に寄贈され掃部山公園として開園。昨年、100周年を迎えた。

 同区と彦根市の交流の歴史は古く、1958年の横浜開港100年祭の式典に当時の井伊直愛市長が出席。茶道を愛した直弼にちなみ、65年からは同公園で鈴虫の音を聞きながら茶を楽しむ「西区虫の音を聞く会」を開催しているほか、75年には彦根と横浜ふじの両ライオンズクラブが姉妹提携するなど、さまざまな交流を重ねてきたという。

 調印式は「井伊直弼公生誕200年祭」の閉幕式典の中で行われ、大久保区長と大久保貴彦根市長が署名。覚書では、これまでの交流をより一層促進し両都市の発展に寄与することを目的に、行政間、市民間、団体間の交流促進に努めることを明記している。

 
 

友好交流都市に関するその他のニュース

政治・行政に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング